売掛金回収方法

売掛金の回収方法はいくつかあります。最も合法的な方法としては、内容証明便を差し出すことで、郵便物の内容のものを日付と誰宛に送付したかという日本郵便が証明をする制度です。法的な強制力があるわけではないですが、回収するという本気の意志を伝えることができることと、売掛金の消滅時効を一時的に中断させることができます。請求相手に買掛金がある場合、売掛金と買掛金を相殺し回収することができ、この場合は請求相手の承諾がなくても実行することができるため、破産や民事再生をしていてもおこなえます。

また、請求相手に現金がなくても、同意の上なら商品を引き揚げることができます。他にも請求相手が第三者に対して売掛金を持っている場合は、その売掛金を譲り受けることにより回収できる方法があります。交渉を重ねて示談で解決したり上記の方法でも回収できない場合は法的手段として訴訟を起こし回収する方法になります。公正証書は記載されている通りに支払いがおこなわれなかった場合に、裁判所の判決がなくても強制執行ができ、支払い督促は裁判所から請求相手に対し、支払いを命じる督促状を送付してもらえる制度です。他に民事調停や少額訴訟、強制執行などの法的手段がありますが、裁判になった場合は費用や手続きが面倒な上、解決まで長期化するなどのリスクがあり、回収方法としては即効性はありません。さらに、回収を有利に進めていくためには信用調査などをして相手の資金状態を把握しておくことも必要でしょう。

弁護士の選び方

弁護士は多種多様な案件を扱っているため、それぞれ得意とする分野が異なります。その中で売掛金回収分野を得意とする弁護士を見つけるためのチェックポイントとしては、弁護士事務所のホームページやパンフレットなどで得意分野は何か、売掛金回収の経験や実績の有無、回収の具体的事例の記載などのチェックをします。クチコミや第三者からの評判などで判断することもよいのですが、実際は相談費用が発生する前の無料相談などを利用し、面談や電話で弁護士の理解度やヒアリング、弁護士経験、専門知識の豊富さ、説明の仕方、問題の明確さ、誠実さや相性などをチェックして決めることが失敗しない選び方になります。

インターネットやパンフレットのほかに弁護士を探す方法としては、知人の紹介、市町村などの各地域の窓口などの公的機関や催しの無料法律相談コーナーの利用、また、弁護士会の相談会で弁護士を紹介してもらうこともできます。他には、大学の法学部や法科大学院で地域貢献を目指しているところに、無料の法律相談窓口を設置しているケースがあるため、そちらに申し込むと、売掛金回収を得意とする弁護士を紹介してくれる場合もあります。実際に弁護士に会ってみて、話を適切に聞いてくれるか、料金は妥当かどうか、納得して決めるのがよいでしょう。

弁護士に依頼する

弁護士依頼の際のデメリットとしては、弁護士が介入することで請求相手に圧力がかかりすぎ、相手との良好な関係性が崩れてしまう可能性や、破産の手続きをされてしまう可能性があります。他には、弁護士契約をした費用として、着手金と成功報酬がかかるところになります。しかしながら、難しい法的手続や書類の知識を持たない個人で揃えるのは時間も労力もかかります。ですから、売掛金回収には経験が豊富で、実績がある弁護士に依頼するのが良いでしょう。売掛金回収では弁護士選びは重要なポイントとなります。

弁護士に依頼した場合の利点は、請求相手に法的な手段で対応することから、本気で回収に取り掛かっているという印象を与え、相手の心理状態を刺激します。また、売掛金は時効があり、回収側も時効を成立させないための専門的な方法があり、弁護士なら適正に対応してくれます。弁護士が間に入ることで、請求相手との交渉事による精神的な負担を軽くすることができるのも、メリットのひとつです。他にも当事者のみで話し合いをおこなっていても、専門な知識や方法がわからなかったり交渉に応じなかったりでは話しが進みませんが、弁護士が介入することで、その労力と時間の負担をなくすることができます。

売掛金回収は弁護士へ

会社経営や個人で事業を営んでいると、売掛金の回収ができていないケースに遭遇することもあります。そのような場合、何でも相談に乗り売掛金回収を解決するまでサポートしてくれるのが弁護士です。例えば、マンション経営などをされている方なら家賃や管理費などの滞納を回収したい、何度も請求書を送っているが一向に支払われない、請求相手との人間関係があるので強く言えない、事を大きくしたくない、請求相手と連絡が取れなくなった、倒産した、口約束で取引をしてしまった、契約書を紛失したなどの場合、弁護士に相談すれば強い味方になってくれます。

また、請求に応えてくれているが分割にしてほしいと言われ、その対処のノウハウがわからないときや、最初から悪意があり請求相手が手強い場合など、ありとあらゆる相談に乗ってくれるのが交渉のプロの弁護士です。

相談する方法は弁護士事務所に電話をし、現状のトラブル内容や相談内容を説明して、相談日の予約を入れます。またその際に、必要書類など事前に準備しておくものを聞いておきます。次に弁護士による相談がおこなわれます。弁護士事務所を訪問するか電話での相談となり、今後の見通しやリスク、契約料金などの説明を受け、希望すれば契約となります。このように、売掛金回収で困っているのなら、まずは気軽に弁護士に相談をしてみましょう。自分の希望に合致すれば依頼すればよいのです。当サイトでは弁護士に相談し、売掛金を回収するためのノウハウについて紹介しています。